rikanail’s diary

ネイルでドキドキワクワクを追求しています*1級・上級ネイリスト*

転職ネイルサロン探しでの恐怖体験   〜謎の契約書ʕº̫͡ºʔ〜

働くサロンを探している時に
結構怖い体験をしました。


某個人サロンでアルバイトを
始めた時の話です。


私はアートが好きだったので、
色んなデザインができるお店で
働きたいと思い、アートし放題
のサロンで働く事にしました。


最初、求人広告をみて、
いいなと思ったので電話で
問い合わせをしたところ


”最初の2週間は、
無給でアートの練習をする。
その後、デビュー。
デビュー後からは時給が発生する”
と言われました。


未経験だと最初のうちは無給で練習。
という条件のサロンが結構あるのは
知っていたので、それでもいいと思いました。


・・今考えると、たった2週間で
できるようになる・・?とか
色々疑問に思ったりしますが
当時はなんとも思いませんでした。


面接を受けたところ、
簡単な技術チェックをして
数日後には合格の連絡がありました

初めてサロンに行った日


とりあえず雑務をして欲しいと言われ、
やる事を与えられると、 オーナーは施術に
入っていきました。


アート練習をするから来て欲しい
と言われていたので、少し疑問に
思いましたが、深く考えない事にしました。

ピンポーン。インターホンがなり
郵便の配達員がくると、「出てー」と
遠くから言われて荷物を受とったり、


オーナーの携帯電話が鳴ったら、出たり。
メニュー内容をまだ聞く前だったので
対応できず聞きに行くと
とりあえずこんな感じ。

と手短に説明されましたが
よく分かりませんでした。笑


壁に貼ってあるメニュー表を見て
なんとか対応しました。


練習をする気配が全くなかったので、
何かがおかしい…?
と思い始めました。


与えられた仕事は、片付け、掃除、
チップ削り。お店の広告でこれから
使う為のチップ制作。
(大体のテーマ有り。自分のできる範囲で作る)


ようやくお店が落ち着き
オーナーと話したところ
アート練習は今日はない事が
わかりました。


だったらなんでアート練習をするから来て
と言ったんだろう?


今日からの2週間、
もしかしてずっと練習なし?


朝から夜まで丸一日、
練習ができなかったので、
これから来るべきか悩みました。


でもせっかく入ったし、
良い経験になるかもしれない。
もう少し続けてみよう。と
ひとまず、前向きに考えて
次の日も来る事にしました。


次の日。


本当はお昼過ぎからの予定でしたが
朝早く、オーナーからlineが入り

『早くお店に行って鍵を開けて
掃除とチップ作成を進めて欲しい。
鍵はポストに入っているので宜しく』

と、連絡がありました。


急いで準備をして早めに
お店に行きました。


そして掃除をして、チップ制作が一段落
ついた頃オーナー到着


すると急に、
『今日はまず、書いて欲しいものが
ある。』

と言われ紙を目の前に出されました。


労働契約書かな?と思って見たら



甲は

乙に

1時間4千円


支払うものとする。



という文字がまず
目に飛び込んできました。


一旦、落ち着こう...


ゆっくりと紙に目を通しました。
書かれている内容は、


”1年以内に辞めた場合、
アート練習は( ※という名目の無給で雑務をした分・・?)

1時間4千円、講習費として、

支払ってもらう。”


と、書かれていました


無給どころの話じゃなくて
お金をとられる
しかも、高い


自分の憧れの先生やアーティスト
のアートセミナーの方が全然安い


掘り下げて説明もせず、サインを
もらおうとしていたので、
それにも驚きました。



これはどういう意味かと聞くと


過去に、1ヶ月間アート練習を
したのにも関わらず、
一気に3人バックレたから。
との事。


その時はあまりの苛立ちに
その人達の家に火をつけたい
ぐらい腹が立ったと。
(その発言でも結構引きました。笑)


いや
それにしても1時間4千円って
高い


しかも練習していない笑




1日8時間居たとすると

※注)8×4000=32000


1日、32000円の講習費?



「色んな人に相談してこうする事にした
本当はこんなもの、
書かせたくないんだけれど…」


と言われましたが、
こんなものにサインする人は居るのか
と、どんどん自分が冷静になっていく
のを感じました。


何を聞いても胡散臭かったので
辞める事にしました。

まだ2日目の事です。



周りにいるスタッフはみんな
これにサインしたのかな…?

とにかくサインしたら終わりだ
と思ったので、


こういったものにはサインできない事
それなら他のサロンで働くか
スチューデントサロンへ行きたい旨を
説明して辞める意思を伝えました。


結構食い下がってきたのですが
今、サインをせずにこの場を
乗り切って帰れれば全て解決する
と思い頑張りました。



他にも、交通費全額支給と
言われたはずなのに
出ない事が分かったり


もう、何でもありです。。


まだ労働契約書も書いていないし
今ならまだ間に合う。
自分を励ましました...


辞める話で、ひとまず話がついたのは
確か夕方16時頃でしたが
まだ雑務が終わらなかったので
作業を続けました。



そして気付けば21時。



そろそろ帰れるかなと思っていたら急に
”アート練習をしよう”と言われました。


辞めると言った途端、引き止める為に
言っていると思い


『辞めるので、教えていただいても、
そちらの時間の無駄になってしまう
ので大丈夫です。』


と言いましたが、最後に教えてあげる
と言われなぜか強引にアート練習を
する事になりました。



こういう時、無理矢理にでも
帰ってしまう勇気がない。
自分を責めました


自分は今何をしているんだろう?



それから数時間、
『あと一回でいいから来れないか』
と言われながら練習は続きました。



結構時間が経ち、夜遅かったので
私は内心、怖いお兄さんが
急に入ってくるんじゃないか
と思いはじめていました



個人サロンで、
マンションの一室でしたし、
この時2人きりでした。


あの紙に書かれている事だって
今まで見たことのない
異様な書き方をしていたし
そうかもしれない。


その筋の人たちの入れ知恵...?


何故ネイルサロンでそんな事が?


新手の詐欺?



想像が膨らみすぎて、
もう無事に帰れないんじゃないか
と悲しくなってきました


朝9時から居て、この時
夜11時を過ぎていたので
自分の判断能力も思考も少し
おかしくなってきていました笑




私はただ、ネイルサロンで働きたかった
だけなのになんでこんな事に、、



きっとこのあと無理矢理
サインをさせられるんだ...


ぐるぐると色んな事を考えていました。




・・・でも結局、
誰も来ませんでした。



私は最後、少しでも後腐れなく
お別れできるよう
平然を装って、トークし続けました。


その結果なんとか嫌な感じにならず
辞める話にまとまったようでした



そして0時前ごろ、

ついに解放。 



外に出て駅に着くまでにも、
誰か急に出てくるんじゃないかと
何度も振り返りながら逃げましたが
大丈夫でした。




・・という、
私の妄想がひどかった
だけの話。 ではないです・・。
多分。笑


実際まあまあ監禁されたので
怖かったです。


お家に帰ってからも、
不安と安堵感で
その日は眠れませんでした。


どんだけビビリなんだ?
と思う人もいるかもしれませんが
事件はこういう何気ない所から起きる
事もあるんじゃないか

と私は思いました。


一歩間違えば、大変な事になっていたかも
しれません



ただ、働く場所を探していただけ
なのに、案外怖いこともあるんだな。

今となっては笑って話せますが
当時は笑えませんでした。


サロン探しはこんなに大変なのかと
かなりダメージを受けました。


やりたい内容のサロンを
探して失敗したので

もう、どうやってサロンを選べば良いか
私はわからなくなりました。


サロンの探し方に
自信が持てなくなったので
自力でサロン探しをするのを諦めました


この時
自分のネイル人生
これからどうなるんだろう?
・・不安でいっぱいでした。


それでもやっぱり、最初はみんな
サロン探しで苦労する。

と聞いていたので
何件でも働いてみないと・・!
と自分に言い聞かせました。



その後は、スクールの先生に相談して
一緒に探してもらい無事、
安心できるサロンで
働くことになりました。


そして、
働きだしてから数カ月後には
この体験談を母校でスピーチする
事になります


偶然、会社の説明会を母校で
行うことになったのですが、

私はこの体験をスクールの先生と
サロンの店長、両方に話していたので


”あの話”おもしろいからとりあえず
ありのままを生徒たちに伝えてほしい

と言われてお話する事になりました。



これからサロン探しをする人達の為に
自分なりに注意点も交えつつ
ありのままを伝えました。


こんなしょうもない経験も
少しでも誰かの為になるのなら
本望です。



・・皆さま、
変な紙が出てきたら、要注意です‼︎
しっかり内容をみて、おかしかったら絶対に、
サインをしてはいけません‼︎




ブログを読んでくださる方の中にも
少しでも参考になった方がもしいたら
嬉しいです




長くなりましたが、最後まで読んで
いただきありがとうございました☆






*梨香*